
ソフトテニスをしていると、「バックハンドが全然飛ばない・・・」という悩みをよく聞きます。
でも大丈夫。
ちょっとしたフォームの修正や体の使い方を意識するだけで、打球は一気に変わります!
この記事では、ソフトテニスでバックハンドが飛ばない原因を分かりやすく整理し、今日から使える改善法と練習メニューを紹介します。
バックハンドが飛ばない理由は、実ははっきりしています。
大きく分けると「力の伝わり方」「ラケット面の安定」「体全体の使い方」の3つです。
まず多いのが、腕だけで打とうとしてしまうパターン。
ボールを押し出すように打つと、エネルギーが分散してしまい、スピードも伸びも出ません。
それに、インパクトの瞬間にラケット面がちょっと上を向くだけで、ボールが浮いたり、下を向けばネット直行になったりします。
もうひとつ大事なのは「軸」。
体の軸がぶれていると、スイートスポットに正確に当てるのが難しくなります。
バックハンドはフォアよりも体の動きが逆方向になるので、どうしてもバランスを崩しやすいんです。
だからこそ、安定したフォームづくりが何より大切なんですよ。
バックハンドが飛ばない人を見ていると、ほとんどの場合、上半身だけで打っています。
腰が回らず、体重が後ろに残ったままでは、いくら振ってもボールが前に進みません。
理想的なのは、打点のときに軽く前傾姿勢で、後ろ足から前足へスッと体重が移動している形です。
顔を早く上げてしまうのもよくあるミス。
ボールを見切るのが早いと、ラケットの芯を外しやすくなります。
「打った瞬間までボールを見続ける」
これだけでもミート率が変わりますよ!
もうひとつ注意したいのが肩の開き。
左肩(右利きの場合)が先に開いてしまうと、スイングが外に流れてしまい、ラケット面が安定しません。
腰と肩を一緒に回すよう意識すると、スイング軌道がまっすぐになり、ボールが素直に飛んでくれます。
バックハンドのグリップを少し変えるだけで、打球の伸びがガラッと変わります。
多くの人がフォアの握り方のまま打っていて、ラケット面が開きすぎてしまっているんです。
バックハンドでは、コンチネンタルグリップ寄り(包丁を握るような感覚)にすると、自然と面が安定します。
インパクトで面が垂直になりやすく、ボールにまっすぐ力が伝わるようになります。
握る強さもポイントです。
ギュッと握りすぎると手首が固まり、逆にボールが飛びにくくなります。
指先だけで持つのではなく、手のひら全体で包むようにして、スイング中はリラックスを意識してみてください。
バックハンドが伸びない人の多くは、スイングが水平、もしくは下向きになっています。
ボールにしっかりパワーを伝えるには、インパクトの前後で下から上に振り抜く軌道が理想です!
テイクバックが小さいのも要注意。
ラケットを引きすぎる必要はありませんが、十分なスイング幅がないと、勢いをつけにくいです。
スムーズに大きく振り抜く感覚を大事にしましょう。
それと、ボールを迎えにいこうとして腕を伸ばしすぎると、体の回転が止まり、力がボールに伝わりません。
体の近くでコンパクトに捉えると、スイングスピードも上がり、飛距離が自然と伸びますよ!
バックハンドを強く打つには、腕力よりも「下半身と体幹」の使い方がカギです。
特に、踏み込みの瞬間と腰の回転が重要なんです。
右利きなら、左足を前に出すタイミングで腰を回し、体重を移動させましょう。
このとき、膝を軽く曲げて地面を押すように使うと、下半身から生まれた力がそのままラケットに伝わります。
腹筋や背筋で軸を支える意識も欠かせません。
体幹が安定していれば、多少打点がズレてもスイング全体がブレにくくなります!
試合中の速い打球にも負けず、しっかり押し返せるようになりますよ。
バックハンドの安定感を決めるのは、ラケット面の角度です。
ほんの少しでも上を向くとボールが浮き、逆に下を向くとネットミスが増えます。
理想は、インパクトの瞬間にラケット面が地面とほぼ垂直。
そこから軽く前方向に押し出すように振り抜くと、安定して深いボールが打てます。
手首の使い方も大事です。
固定しすぎると硬いスイングになり、力が逃げてしまいます。
手首は柔らかく保ちながら、インパクトの瞬間だけキュッと支えるイメージがベストです。
バックハンドを強くしたいなら、まず「体幹で打つ感覚」を身につけることが近道です。
おすすめは「片手スイング練習」。
片手でラケットを持ち、腰の回転を意識して振ることで、自然と体幹主導のスイングになります。
次は「踏み込み打ち練習」。
ベースラインで一歩踏み込みながら打ち、前足にしっかり体重を乗せます。
下半身の力を上半身に伝える感覚が掴めるようになりますよ。
「スロースイング練習」も効果的です。
ゆっくり振って、ラケット面の角度や打点の位置を確認します。
スピードよりも正確さを重視して繰り返すことで、試合中も安定して飛ばせるようになります!
壁打ちはバックハンドのフォームを安定させたい人に最適です。
壁に向かって一定のリズムで打ち続けると、自然と打点の感覚が身についてきます。
最初は近距離からスタートし、ラケット面の角度を確認しながらゆっくり打ちましょう。
慣れてきたら少し距離をとってスピードを上げていくと、試合に近い感覚で練習できます。
ポイントは2点。
スイングを途中で止めてしまうと、実戦でボールが伸びなくなります・・・
しっかり振り抜くことで、飛距離も安定感もアップしますよ!
相手の速い打球に押されて、バックハンドが浅くなることってありますよね。
そんなときは、ラケットを大きく振り回そうとせず、コンパクトなスイングを意識しましょう。
コツは「早めの準備」。
相手の打球が来る前にラケットをセットしておくと、余裕をもって打点を作れます。
力で打ち返そうとするより、相手の力を利用してブロックする感覚を身につけるのが大事です。
また、打点は体の少し前で取るのがコツ。
前で捉えることで、相手の勢いをうまく利用できます。
インパクトのときは腰を落として重心を低く保ち、体全体で受け止めましょう。