ソフトテニスの後衛って、ただ後ろから打ち返すだけじゃありません。
ラリーの流れを作ったり、前衛を活かしたりと役割がかなり広いんです!
安定したストローク、走り回れるフットワーク、相手のクセを読む配球、そして冷静な判断力…
これら全部が必要になります。
この記事では、基礎から応用、さらには一人練習や前衛との連携まで、試合でそのまま活きる練習をまとめました。
今日から取り入れられるメニューばかりなので、ぜひソフトテニスの練習に混ぜてみてくださいね!
後衛の練習は、大きく「基礎」と「応用」に分けられます。
フォームや打点の位置、コントロールなど、どんな場面でも崩れない土台作り。
これがグラグラだと、試合で焦ったときに一気にミスが増えます。
相手を動かす配球や球種の使い分け、前衛とのコンビネーション。
基礎があってこそ活きる部分なので、順番を間違えると効果が半減します。
理想は、練習前半で基礎を固めて、後半で応用や試合形式に入る流れ。
地味に見えて、この組み方が勝率アップの近道です。
ストローク練習は後衛の命。
球出しをもらって、しっかりフォームを作りながら、同じ場所に正確に返せるようにします。
面の向きやインパクトのタイミングも毎回意識。
左右に振られる練習も欠かせません。
走らされながらでも安定して返せるようになると、相手の攻撃にも動じなくなります。
長いラリーで体力を鍛えるのも大事。
試合の終盤まで同じスピードとコントロールで打てる後衛は、それだけで相手にプレッシャーを与えられます。
さらに、ドライブやスライス、ロブなど球種を打ち分けられると、相手のリズムを崩せる引き出しが一気に増えます。
パートナーがいなくても、後衛の練習ははけっこうできます。
定番は壁打ち。
壁に的を貼ってそこを狙ったり、打つリズムを変えて反応速度を鍛えたりと、工夫次第でかなり実戦的にできます。
素振りも侮れません。
打点の位置や体重移動を意識して繰り返すと、試合での安定感が全然違います。
フットワーク練習もおすすめ。
マーカーやラインを使ってステップ練習すれば、狭いスペースでも俊敏さを磨けます。
こういう地道な自主練は、やった分だけ結果に出ます!
後衛は前衛とセットで動く生き物みたいなもの。
お互いの動きを把握してないと、せっかくのチャンスも無駄になっちゃいます。
クロスラリーを続けながら、前衛がポーチに出やすい球を送る練習や、前衛がロブを処理した後のつなぎ球を後衛がしっかり拾う練習など、役割を意識したメニューが有効です。
そして大事なのが声かけ。
「ロブ行く!」「ストレート注意!」など、試合と同じように声を出すことで、連携の完成度がグッと上がります。
ダブル後衛は、ふたりで長くラリーを続けるスタイル。
だからこそ、体力と集中力は絶対条件です。
お互いに交互で打ちながらラリーを続ける基礎練習で安定感を作りつつ、相手の位置を見ながら配球できるようにしましょう。
守備のバランスを崩さない動きも重要です。
片方がロブを打ったら、もう一方は中央寄りに構えるなど、役割分担を自然にできるように繰り返し練習します。
配球パターンを事前に決めておけば、試合中も迷わず攻められます。
展開力を鍛えるには、相手を左右や前後に動かす配球練習が効果的です。
クロスとストレートを打ち分けたり、浅いボールと深いボールを組み合わせて打ったりして、相手の動きを崩します。
同じフォームから違う球種を打てるようになると、相手はタイミングを外されてかなり嫌がります。
さらに、相手の弱点を見抜く練習も大事。
例えばバック側が苦手な相手なら、そこを徹底的に狙うパターンを作っておくと試合を有利に運ぶことができます。
後衛はとにかく動く範囲が広いので、効率的なフットワークが必須です。
サイドステップやクロスステップに加えて、斜め後ろへの動きや前進のタイミングも練習します。
特にロブを追ってから前に戻る動きは試合でよく出るので、体が自然に動くまでやり込みましょう。
ポイントは「動いた後、ちゃんと打つ体勢を作る」こと。
慌てて打点に入れないとコントロールが乱れます。
ラダーやマーカーを使うと、体力も同時に鍛えられます。
ストローク練習は、まずは正確性重視。
狙った場所にしっかり打てるようになったら、徐々にスピードを上げていきます。
コース狙いの球出し練習、相手を振るラリー、深いボールで押し込む練習などを組み合わせると効果的です。
浅いボールを決め切る練習も入れると、得点力が一気に上がります。
強打だけじゃなく、緩急をつけたボールも混ぜられるようになると試合の幅が広がります。
中学生はまず基礎固めが最優先です。
フォームや打点、バランスの良いスイングをしっかり身につけましょう。
球出しや壁打ちで安定して返せる力をつけて、正しいフットワークも同時に覚えます。
基礎が安定してきたら、少しずつ展開や配球の工夫も入れてOKです。
成長期なので、自分に合ったラケットやガットのテンションを使って、ケガを防ぐことも意識してください。
高校生は体力がぐんぐん伸びる時期なので、長時間のラリーやフルゲーム形式の練習で持久力をつけましょう。
疲れてきた後半でも正確なショットを打つことを意識すると、試合終盤の安定感が違います。
集中力を切らさないために、1ポイントごとに狙いを決めてプレーするクセをつけるのもおすすめです。
前衛との連携練習も忘れずに。
ここを強化するとチーム全体の勝率が上がります。