ソフトテニスでは、前衛の役割は「ネット際でポイントを決める攻撃役」と思われがちです。
でも、それだけじゃないんです。
相手の攻撃を止める壁の役割もあります。
なので、反応の速さやポジショニングの正確さ、それに無駄のない動きがすごく重要なんですね。
この記事では、そんな前衛に必要なフットワークの練習方法や基本のステップ、自宅でもできるトレーニング、後衛との違いなど、知っておきたいポイントをギュッとまとめています。
コツコツ練習を積み重ねることで、試合中の動きにも自信が持てるようになりますよ!
前衛のフットワークで大事なことは何でしょうか?
それは、
「小さく、速く、そして正確に動けること」
「動いたあとにピタッと止まれる」
この2点がとっても大切なんです。
単に走るだけの練習じゃなくて、サイドステップや切り返し、ダッシュとストップを組み合わせた練習が効果的です。
たとえば、サービスラインのあたりをスタート地点にして、左右にシャトルランのように動く練習があります。
このとき、ラケットを持って構えたまま動くことで、より試合に近い感覚が身につきますよ。
忘れちゃいけないのがストップ練習。
前衛はただ素早く動くだけじゃなくて、打つ前にしっかり構えて、安定した体勢をつくることが求められます。
動きながらなんとなく構えるのではなく、動きの終点できちんとフォームが完成しているよう意識してみてください。
「止まる→構える→動く」っていう動作を繰り返す練習もおすすめです。
このリズムが自然にできるようになると、実戦でも無駄なく動けるようになります。
ソフトテニスの試合で前衛が使うステップには、大きく分けて3種類あります。
「サイドステップ」「スプリットステップ」「クロスステップ」の3つですね。
それぞれの特徴を理解して、場面ごとに使い分けられるようになると、フットワークの精度がグンと上がります。
サイドステップは左右にすばやく移動するときの基本の動きです。
相手の打ったボールに対して横に素早く反応する場面で活躍します。
重心はできるだけ低く、上半身がブレないように注意しましょう。
これは、相手が打つ瞬間に小さくジャンプしてから着地する動作です。
このワンアクションを入れることで、次の動きへの反応がとても速くなります。
スプリットステップのタイミングが合ってくると、最初の一歩目がスムーズに出るようになりますよ。
クロスステップは、横に大きく移動しなければならないときに使う動きです。
たとえば、前に詰めてボレーに行く場面や、ロブに反応して後ろに下がるときなどですね。
このステップも、練習の中でしっかり意識しておくと、いざというときにスムーズに動けるようになります。
「今日はコート使えないなあ…」って日でも、フットワークの練習はちゃんとできるんです。
家のちょっとしたスペースがあれば、十分トレーニングできますよ。
たとえば、「ラダー練習」。
ラダーがない場合は、床にテープでマス目を作れば代用できます。
マス目を使って細かく素早くステップを踏む練習は、前衛のフットワーク向上にぴったり。
慣れてきたら、ラケットを構えて腕も振るようにすると、実戦に近い動きになります。
それから、スプリットステップの反復練習も超おすすめ。
テレビを見ながらでもできるくらい手軽なのに、しっかり効果があります。
まずは30秒を1セットとして始めてみましょう。
慣れてきたら、前後や左右の動きを加えて、より実戦的な動きにしていくといいですよ。
さらに、基礎トレとして「スクワット」や「ジャンプトレーニング」も、下半身の瞬発力を高めるのにとても役立ちます。
筋トレだけじゃなくて、敏捷性を鍛える練習も交互にやっていくと、バランスよく成長できます。
同じソフトテニスでも、前衛と後衛では求められるフットワークの質がまったく違います。
後衛は、コートの後ろから粘り強くラリーを続けるポジションなので、大きく滑るようなステップや長距離の移動が多くなります。
一方、前衛は短い距離をすばやく動くことがメイン。
反応の速さや切り返しの鋭さ、それに瞬時の判断が求められるので、機敏でコンパクトな動きが必要なんです。
それに、後衛はラリーを作る役割ですが、前衛はそのラリーの中で勝負を決めにいくポジション。
なので、前衛では「動く」「止まる」「決める」というメリハリがとっても重要です。
ずっと構えているだけじゃダメで、チャンスのときには一気に仕掛ける思い切りの良さも大事ですね。
あと、ネット前での距離感も難しいところ。
前に出すぎるとミスにつながるし、引きすぎると相手に主導権を握られてしまう。
この間合いをつかむためにも、フットワークの練習は欠かせません。
ソフトテニスの前衛のフットワークって、単純に速く動けばいいというわけじゃありません。
正しいステップを踏むこと、止まる力、構えの安定、そしてボールとの距離感を正確に判断すること。
これらすべてが合わさって、前衛の動きが完成します。
今回紹介したように、実際のコートでの練習はもちろん、工夫次第で自宅もフットワークの練習は可能です。
ポイントは「いつ、どこに動くか?」。
タイミングと位置取りがとにかく重要です。
毎日の積み重ねが、自信あるプレーにつながります。
丁寧に取り組むことで、前衛としての安定感もついてきます。
できることから少しずつ始めて、しっかりとレベルアップを目指していきましょう!