ソフトテニス ロブの返し方のコツを初中級者向けに解説!

ソフトテニス ロブの返し方のコツを初中級者向けに解説!

ソフトテニスにおけるロブの返し方のコツを徹底解説。ロブの返球が不安定だったり、攻めきれずにチャンスを逃してしまう方に向けて、具体的な技術と判断のポイントを分かりやすく紹介します。

実は重要!ロブの返し方ノコツ

ソフトテニスでは、ロブは試合の流れを大きく左右する重要なショットです。

 

ダブルスでは、相手が時間を稼いだり体勢を立て直すために、意図的に高くロブを上げてくる場面が少なくありません。
こうした場面で適切に対応できないと、自分たちのリズムを崩してしまう恐れがあります。

 

この記事では、ソフトテニスでのロブの返し方について、技術的なポイントから判断のコツまで丁寧に解説していきます。

 

ロブに対する立ち位置を見直そう

ロブをしっかり処理するためには、まず立ち位置の見直しが欠かせません。

 

相手がロブを打ちそうだと感じたときには、少し下がる意識を持つことで、余裕を持って対応できます。
ネットに張り付きすぎていると、追いつけなかったり、返球が浅くなったりする原因になります。

 

少し後方にポジションを取ることで、スマッシュの準備にも入りやすくなります。
前後の位置取りは常に柔軟に調整する意識が大切です。

 

ロブ処理には予測がカギ

ロブに素早く反応できるかどうかは、相手の状況を読む予測力にかかっています。

 

たとえば、相手後衛が苦しい体勢で打ってくるときや、前衛がポジションを上げて強打に備えている場面。
こういうケースではでは、ロブを使ってくる可能性が高くなります。

 

相手の構えや打点、ラケットの角度などにも注目して、ロブを予測する観察力を養いましょう。

 

スマッシュだけがロブの正しい返し方ではない

「ロブ=スマッシュ」と考えてしまう方も多いですが、すべてのロブをスマッシュで処理するのは現実的ではありません。
特に高く深いロブに対しては、無理にスマッシュで返すだけではなく、次のような選択肢もあります。

 

落としてつなぐ
ロブで返す
ドロップショットで緩急をつける

 

屋外で風の影響がある場合などは特に、安定感を優先する判断が試合の結果を左右します。
リスクとリターンを冷静に見極めましょう。

 

グラウンドで返すときの打点

ロブを落として地面から返球する場合、打点の選び方が非常に重要です。
理想的なのは、腰から肩の高さでボールをとらえること。
高すぎると力が入りにくく、低すぎるとミスが増えます。

 

また、身体の横ではなく少し前でとらえることで、よりコントロールしやすくなります。
ラケット面の角度にも注意し、押し出すようなスイングを意識すると安定感が増します。

 

スマッシュの安定感を高めるには

スマッシュでロブを処理する場合、最も大切なのは落下点に正確に入る足運びです。
打点が後ろになると、ネットミスやアウトの確率が上がってしまいます。
できるだけ高い位置、前方でボールをとらえるようにしましょう。

 

フォームは肘を引いて肩を大きく使い、力任せにならないよう注意が必要です。
強く叩きたくなる気持ちはわかりますが、「確実にコートに入れる」意識が安定感につながります。

 

ロブ返しの配球にも工夫を

ロブをロブで返す場面でも、ただ上げ返すだけでは相手にチャンスを与えてしまいます。
相手後衛のポジションが崩れているところや、苦手なゾーンを狙うなど、意図を持った配球が求められます。

 

特にコートの深い位置やサイドライン際を狙うことで、相手の体勢を崩しやすくなります。
風や太陽の位置も考慮しながら、ボールに変化を加える工夫も効果的です。

 

ラリー中のロブにどう対応する?

ラリーの途中で突然ロブが来たときには、瞬時の判断力が問われます。
スマッシュで決めに行くのか?それとも落としてつなぐのか?
焦らず、自分の位置と相手の配置を確認しましょう。

 

無理に攻めず、つなぎのボールを選択する勇気も時には必要です。
ダブルスでは、ペアとの連携も意識しながら、冷静に選択を行うことが重要です。

 

ロブへの対応力を高める練習法

ロブへの対応力を身につけるには、実戦を想定した練習が効果的です。
パートナーに不規則にロブを打ってもらい、それに対してスマッシュ、グラウンド返球、ロブ返しなど、さまざまな返球方法を試す練習を行いましょう。
1つのパターンに頼らず、状況ごとに打ち分ける力を磨くことで、実戦でも対応の幅が広がります。
風のある屋外での練習も、実践力を高めるためにおすすめです。

 

ロブ処理は試合の流れを変える

ロブをうまく処理できるようになると、試合の主導権を握れる場面が確実に増えてきます。
相手の苦し紛れのロブをチャンスボールに変えて攻撃につなげることができれば、精神的にも優位に立つことができます。

 

逆に、ロブ処理が甘いと、自分たちのペースを崩されてしまう原因にもなります。
だからこそ、冷静な判断力と多様な対応スキルが求められるのです。

 

「ソフトテニス ロブの返し方のコツ」まとめ

  • ロブに対する立ち位置を見直そう
  • ロブ処理には予測がカギ
  • スマッシュだけがロブの正しい返し方ではない
  • グラウンドで返すときの打点
  • スマッシュの安定感を高めるには
  • ロブ返しの配球にも工夫を
  • ラリー中のロブへの対応
  • ロブへの対応力を高める練習法
  • 適切なロブ処理で試合の流れを変える

 

ソフトテニスにおけるロブの処理は、単にスマッシュで決めれば良いという話ではありません。
ロブに対して適切な立ち位置、的確な予測、打点の意識、返球のバリエーションを駆使し、状況に応じた最適な対応を選ぶ「総合的な力」が求められます。
今回ご紹介したポイントをぜひ日々の練習に取り入れていただき、試合での対応力を一段と高めてください。