ソフトテニスをやっていると、「ただつなぐだけ」では勝てない場面にぶつかりますよね。
特に相手が勢いよく攻めてきたとき、守るだけでは苦しい・・・
そんな時に使えるのがカウンターショットです!
このショットは、相手の速いボールを力で打ち返すのではなく、そのスピードをそのまま利用して返す技術です。
上手く決まると相手は「攻めていたのに逆襲された…!」という心理的ダメージを受けます。
試合の流れをガラッと変える武器になりますよ。
ここでは、カウンターショットの基本から打ち方のコツ、練習方法、さらに実戦での使い方まで分かりやすく解説します!
カウンターショットは、簡単に言うと「相手の勢いをそのまま利用して返すショット」です。
相手の強打に対して自分から無理に力を出す必要はなく、面をしっかり作ってコンパクトに合わせることで、勢いを返すことができます。
ブロックショットと似ていますが、大きな違いは「コースを狙って返す」こと。
相手にとってはただの返球ではなく「攻めていたのに崩された」と感じるので、プレッシャーを与えやすいのが特徴です。
特に有効なのは、相手が速いストロークを打ってきたときや、前衛がボレーで詰めてきた時です。
ソフトテニスの試合で守らされる場面を一気に攻撃に変えられるので、覚えておいて損はないショットですよ。
打ち方のポイントは大きく分けて4つあります。
一番大事なのは「準備の速さ」です。
相手が打った瞬間に軌道を読んで、正面でとらえるようにしましょう。
大きなテイクバックは不要です。
むしろ引きすぎると遅れてしまいます。
次に「力を入れすぎないこと」。
強く押し返そうとすると面がぶれてコントロールを失いやすいです。
ラケット面を安定させて、相手の力を受け流す感覚で打つと安定します。
クロスに打てば角度で動かせますし、ストレートは意表を突けます。
相手の立ち位置をよく見て、空いたところを突けるようになると得点が狙いやすいですよ。
正しい打点に入るには、予測と素早い動きが欠かせません。
常に小刻みにステップを踏んで準備しておくと、ミスが減ります。
いきなり試合でカウンターショット使おうとしてもなかなか上手くいきません。
段階を踏んだ練習が効果的です!
相手に速めのボールを送ってもらい、それをコンパクトに面で返す感覚を身につけましょう。
このときは力を抜き、ラケットにボールを乗せて返す意識でやるのがコツです。
相手に強打してもらったボールを、クロス・ストレート・センターとコースを打ち分けて返してみましょう。
ここで「どの場面でどのコースを狙うと効果的か」を実感できます。
例えば「相手が強打してきたら必ずカウンターで返す」というルールでミニゲームをやると、本番に近い緊張感の中で感覚を磨けます。
一人で練習するなら壁打ちも有効です。
強く打ったボールを壁に当て、その跳ね返りをカウンターで返すと、タイミングや面の安定を養えます。
試合でカウンターショットを決めるには「使うタイミング」が肝心です。
一番狙いやすいのは、相手が攻めてきた瞬間。
後衛の強打や前衛が詰めてきた場面でコンパクトに返すと、一気に主導権を握れます。
相手は「攻めていたのにやられた」と感じ、次の攻撃が消極的になりやすいです。
コース選びも大切。
前衛が中央を守っているならクロス、後衛が下がっているならストレート、と状況を見て判断しましょう。
ただし、無理に狙うとミスにつながります。
体勢が崩れているときや、回転が強すぎるボールには無理せず対応しましょう。
「ここだ」と思える場面で使うのが成功の秘訣です!
何度かカウンターを決めると、相手は「カウンターを警戒して強打できない」状況になります。
つまり、心理的にもこちらが優位に立てるんです!
ベースラインでの打ち合いはスピードが増し、体力的にもきついですよね。
そんな時に無理して強打するとミスが出やすいです。
ここでカウンターを使えば省エネで返球できます。
例えば、相手がクロスに強打してきた瞬間、ストレートへカウンターを返すと逆を突けます。
後衛は走らされ、前衛も反応が遅れるので、一気に得点チャンスになります。
ネット際で前衛にプレッシャーをかけられると焦りやすいですが、実はここもカウンターチャンスです。
相手がボレーに出てきた勢いをそのまま利用して、クロスかストレートに抜けば相手は反応できません。
特にストレートは距離が短い分、決まりやすいですよ。
相手の速いサービスを力で返そうとすると、タイミングがずれてミスになりやすいです。
そんな時もカウンターの意識が役立ちます。
面を安定させてリターンすれば、相手のサーブを逆に利用できます。
クロスへの返球なら角度もついて効果的です。
カウンターはダブルスの戦術の中でも大きな武器です。
後衛がカウンターで返したボールが浅くなった瞬間、味方前衛が前に詰めて決める。
こうした
「自分が返す → 味方が仕留める」
という連携を持っていると、相手にとって本当にいやらしい展開になります。