ソフトテニス 後衛のフットワーク練習

ソフトテニス 後衛のフットワーク練習

ソフトテニスで後衛として活躍するには、ただ打つだけじゃなく、動き方、つまりフットワークがとても大事です。今回は、そんな「後衛のフットワーク練習」について、分かりやすく紹介していきます。

ソフトテニス 後衛のフットワークを向上させる練習とは?

ソフトテニスにおいて、後衛の動きが安定してくると、試合の流れをグッと自分たちのものにしやすくなります。
ストロークの精度を高めたいなら、打ち方を磨くよりも、まずは「どう動くか?」「どこに構えるか?」を整えることが近道です。

 

試合では、後衛は広いエリアをカバーしながら、素早く構えて、正確に打ち返さなければいけません。
ただ走るだけじゃダメで、「打てる体勢に入る動き」を身につけることが大事なんです。
そのためのフットワークを向上させることが大切なのです。

 

この記事では、後衛としてのフットワーク練習のコツから、家でできるトレーニング、さらには前衛との違いまで、実戦で役立つ内容をしっかり解説していきます。

 

後衛のフットワーク練習方法

まず覚えておきたいのは、フットワークの目的が「ボールに追いつくこと」ではなく、「打点にしっかり入ること」だということです。
ただ追いつくだけだと、どうしても変な体勢で無理に打ってしまいがちです。

 

狙ったコースにしっかり打つには、体勢が整っていることが前提。
だからこそ、動きながらも正しい打点に入れるようになる練習が必要なんですね。
そのための練習として、おすすめを2つ紹介します。

 

シャドーフットワーク

サイドステップとクロスステップを組み合わせたシャドーフットワークです。
ベースラインに立って、左右に10球ずつ振られているイメージで動いてみてください。
実際に球出しがなくても、声を出しながらタイミングを取るだけで、実戦に近い感覚が身についてきます。

 

V字フットワーク

こちらも取り入れたい練習のひとつです。
ロブを追いかけて後ろに下がり、すぐ前に戻る動きですね。
足の切り返しや体重移動の感覚を鍛えるのにぴったりです。
最初はゆっくりでいいので、少しずつスピードを上げていきましょう。

 

フットワーク練習では、リズム感も大切です。
毎回同じ動きだけじゃ飽きてしまうし、実戦では対応しきれません。
動きにバリエーションを加えて、テンポよく練習するのがコツです。

 

後衛のステップ

試合の中でしっかり構えて打つためには、ステップの使い分けがかなり重要です。
単純に走るだけじゃなくて、ちゃんと打てる状態に身体を持っていくことが求められます。

 

スプリットステップ

これが基本のステップです。
相手が打つ瞬間に軽くジャンプして着地する、いわゆる「反応の準備」の動きですね。
これをしっかり入れることで、次の一歩がスムーズに出せるようになります。

 

調整ステップ

これは打点に近づくときに使う細かいステップです。
大股で近づいてしまうとタイミングがズレやすくなるんです。
最後の2、3歩を小刻みに動かすことで、自然と打ちやすいポジションに入れます。

 

ステップの使い分け

ラリー中の横移動では「サイドステップ」と「クロスステップ」の使い分けが大事。
近場ならサイドステップでスムーズに、遠いボールはクロスステップで一気にカバー。
動きに無駄がなくなると、体力の消耗も抑えられますよ。

 

ステップひとつで、ショットの安定感もスピードも変わってきます!
日々の練習で、足の運び方にしっかり意識を向けてみてください。

 

後衛が家でできるフットワーク練習

ソフトテニスコートでの練習時間が限られていても、フットワークは家でも十分に鍛えられます。
むしろ毎日ちょっとずつやるだけで、かなり効果が出てきますよ。

 

その場スプリットステップ

まず取り入れてほしいトレーニングです。
足を肩幅に開いて軽くジャンプし、すぐに着地。
これを繰り返すだけで、反応の速さやリズム感が身についてきます。
テレビを見ながらでもできるので、毎日の習慣にしてしまうのもアリです。

 

シャドーステップ

次におすすめなのが、シャドーステップ練習。
家の廊下やフローリングを使って、ボールが来たと想定して動いてみましょう。
鏡があれば、自分の姿勢や重心の位置をチェックしながらやるとさらに効果的です。

 

その他

ほかにも、床にロープやタオルを置いて、それをまたいでジャンプしたり、ジグザグにステップを踏んだりする練習もいいですね。
足の瞬発力や動きの柔らかさを鍛えるのにぴったりです。

 

毎日5〜10分でも続けていれば、試合中の動きが変わってきます。
地味な練習かもしれませんが、こういう積み重ねが大きな差になりますよ。

 

後衛と前衛のフットワークの違い

後衛と前衛では、動き方や求められるフットワークがけっこう違います。
それぞれの役割に合わせた動きが必要なんです。

 

後衛は、とにかく「打つために動く」のが基本。
広いエリアを走り回って、ボールに追いつき、構えて打つ。
だからスタミナも必要だし、位置取りの正確さも求められます。

 

一方で、前衛はネット付近で「攻めるために動く」感じです。
左右への動きはそんなに大きくないですが、前後の反応がとても大事。
低い姿勢をキープしたまま、素早く動けるかどうかが勝負になります。

 

前衛はタイミングを読む力や、相手の癖を見抜く観察力も重要。
こうした能力が、ネットプレーの質にもつながってくるんです。

 

後衛は動きが大きくてダイナミック、前衛はコンパクトでスピーディー。
それぞれに合った練習をすることが大切です。

 

そして何より、ペアとして息を合わせること。
お互いの動きが分かっていれば、連携もスムーズになりますからね。

 

「ソフトテニス 後衛のフットワーク練習」まとめ

後衛としてプレーの安定感を出すには、ショット練習と同じくらい、フットワーク練習も大切です。
単にボールに追いつくだけじゃなく、「ちゃんと打てる体勢に入る」ことがポイント。

 

今回紹介したシャドーステップやV字フットワーク、さらには家でできるちょっとしたトレーニングも、すべてが実戦につながります。
毎日の積み重ねが、後衛としての動きをどんどん磨いてくれます。

 

足の運びを意識して練習するだけで、試合での動きがまるで変わってきますよ。焦らずコツコツ取り組んで、自信を持ってコートに立てるようにしていきましょう!