成長・発達・老化 試験対策問題

成長・発達と老化の試験対策問題

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健康運動実践指導者の認定試験筆記試験対策問題です。
本番の筆記試験とはちがい、三択問題ですが、自分の知識の確認に役立ちます。
問題は10問あります。解答は下のほうにあります。

 

問題

Q1 身長と体重の発育について、正しいものを選べ
1.男子のほうが女子よりも身長の発育が最大になる年齢が遅い
2.思春期以前に肥満になっても脂肪細胞の数は増えない
3.女性は20歳代に肥満が多い

 

Q2 力強さの発達について正しいものを選べ
1.小学生の間は主に遅筋線維が発達する
2.女子の無酸素パワーの発達は、20歳代前半でピークを迎える
3.速筋線維と遅筋線維の割合は年齢と共に変化する

 

Q3 粘り強さの発達について正しいものを選べ
1.中学生の時期に粘り強さのトレーニングをしても効果は薄い
2.最大酸素摂取量には遺伝的要素が影響する
3.一般の人では最大酸素摂取量の男女差はほとんどない

 

Q4 ミドルパワーの増加と関係の浅い要因は次のうちどれか?
1.筋肉量の増加
2.最大酸素摂取量の増加
3.単位筋体積あたりの乳酸生成量の増加

 

Q5 神経系の発達は何歳ごろに完了するか?
1.5,6歳ごろ
2.12,3歳ごろ
3.17,8歳ごろ

 

Q6 歩く・走る動作の発達について正しいものを述べよ
1.成長に伴なって歩行の遊脚期が長くなる
2.走動作の形成は幼児期よりもそれ以降が重要である
3.走動作の形成に環境要因は関係ない

 

Q7 老化に伴なう筋力低下について正しいものを選べ
1.筋力低下率は静的筋力のほうが動的筋力よりも大きい
2.加齢による筋パワー低下率は男性のほうが女性よりも大きい
3.下肢の筋力低下のほうが上肢の筋力低下より大きい

 

Q8 老化に伴なう粘り強さの変化について正しいものを選べ
1.運動習慣があれば、加齢による最大酸素摂取量の低下率は、運動習慣のない人よりも低い
2.若いころにスポーツをしていた人は運動をやめてからも高い最大酸素摂取量をもっている
3.マラソンなどの競技記録はおよそ60歳を境に、加齢と共に急激に低下する

 

Q9 一般成人にとっての運動の効果について正しくない記述を選べ
1.運動によってHDLコレステロール、中性脂肪ともに減少する
2.同じ強度の最大下運動での酸素需要量が減少する
3.耐糖能が改善する

 

Q10 年齢に応じた適切な運動の質と量について正しくない記述を選べ
1.アメリカスポーツ医学会の基準では、粘り強さを鍛えるためには週3から5回の有酸素運動を実施するのが良い
2.骨粗鬆症予防のために、女性は若いうちに骨に強い刺激を与える運動をするほうが良い
3.75歳以上の高齢者は、運動能力に衰えを感じるようになってからは、運動をしないほうがかえって良い。

 

 

解答

A1...1(思春期以前に肥満になると脂肪細胞の数が増える。また、20歳代の女性には痩せ型が多い)

 

A2...1(女子の無酸素パワーの発達は、10歳代後半でピークを迎える。また、速筋線維と遅筋線維の割合は変化しない)

 

A3...2(最大酸素摂取量は男子のほうが高い。なお、最大酸素摂取量は遺伝的要素だけではなく環境要素も関係する)

 

A4...2(最大酸素摂取量は粘り強さ(ローパワー)と密接に関係)

 

A5...2(したがって、さまざまな動きは11歳までに練習するのが良い)

 

A6...1(走動作の形成には幼児期が重要である。また、走動作は遺伝的要因と共に環境要因も関係する)

 

A7...3

 

A8...3(加齢による最大酸素摂取量の低下率は、運動習慣の有無にかかわらず同じ。また、若いときにスポーツをしていても、 スポーツをやめれば一般人と同程度のレベルになる)

 

A9...1.HDL(善玉)コレステロール値は運動によって増加する。

 

A10...3.可能な範囲で少しでも運動すべきである。